~ 本場のティータイムを、岡崎で ~
イベント開催報告
◆2025.9.15 Keswick旅行会
 〈イギリス好きな方、大集合!〉
今回は、二回目開催のイギリス旅行会となりました。台湾旅行会に引き続きご参加のAさん、イベントもカフェも常連のTさんご夫婦をお迎えし、イギリスへの思いを語り合いました。
【詳細な内容】
Tさん「実は、私はイギリスには行ってなくて、ヒースロー空港でトランジットしただけなんです」
Aさん「最初にイギリスに行った時、街灯の色が日本と違ってオレンジ色なのが印象的でした。それから道路のラウンドアバウトも、合理的でいいなと思いました。
 前回のイギリス旅行会の報告をホームページで拝見して、今回、湖水地方を調べてみたんですが、めちゃくちゃ綺麗なんですね。僕はアメリカやカナダがそれ以上ないほど綺麗だと思ってたんですが、違う美しさがありますね。大自然もあるし、山も頂きが鋭くなく穏やかで、湖のほとりにお城のような建物があって、すごく気持ちがそそられます」
春名「石造りの可愛らしい家がたくさんありますね。湖水地方は、南端のウィンダミアまで電車で行けるんですが、そこから先はバスやレンタカーで行くしかないんです。僕らもレンタカーで回りました。日本と同じく左側通行で右ハンドルなので、運転しやすいです。
 じつは、我々夫婦の最初の海外旅行が2010年のイギリスだったんです。そして僕個人で行った最初の海外もイギリスのロンドンで、それから合計5回、イギリスに行ってます」
Tさん「ロンドンっていうと、天気が悪かったり霧が濃かったりと、暗いイメージがあります」
春名「その暗いところが、哀愁があっていいんです(笑)。2010年に夫婦で行った時は、まずロンドンからレンタカーで北へ北へと向かいました。道中の景色が綺麗でしたが、途中、深い霧で視界がなくなったり、峠道で一気に気温が下がって、フロントガラスが一瞬で真っ白になったりしました」
あでりー「高速道路は無料で、路線が1番とか2番という番号で表示されていてわかりやすかったです。サービスエリアはチェーン店ばかりであまり面白みはなかったのですが、一ヶ所だけファームショップみたいなところがあって、芽キャベツとか、農場の野菜が売ってました」
春名「湖水地方で泊ったのが、当店の名前にもなっているケズウィックという町だったんです。実質は1日半ぐらいしかいなかったんですが、とても好きな町になりました」
Tさん「町並みが可愛いいですね」
あでりー「一日あれば歩けるくらいの小さな町でした。泊ったのはYHAだったのでかなり安くて、それでも2人部屋だったので快適でした。町なかには秘密の抜け道っぽいところがあって、『あ、こんなところに出るんだ』なんていう発見もありました。インフォメーションセンターがもともと教会だった建物で、そのために戦争の時は空襲を避けられたといいます」
春名「到着した次の日の朝、宿から10分ほどの距離にあるサプライズビューという場所に行きました。高台に登って行って、山の上から湖を見下ろすんですが、ものすごくきれいでした。実は、後から調べると場所が違ってたんですが、とてもきれいで感動したので、あれが僕らのサプライズビューだと思っています。それから、ストーンサークルにも行きました。ストーンヘンジのように細長い岩が円形に並んでいて、なんと3000~4000年前に作られたものらしいです。周囲の景色ともあいまって、神々しい雰囲気があって、霊的な何かを感じました」
あでりー「近くにいた英国人の男性に写真を撮ってもらったら、その人の奥さんが日本人の方で、少しお話をすることができました。男性のお辞儀の仕方が日本人みたいだったから、なるほどと思いました。お二人はマンチェスターにお住まいで、旅行で来られたとのことでした」
Aさん「僕はアメリカのモニュメントバレーに行った時に、岩の壁の近くでパワーを感じたんですよ。岩を離れると、そのパワーがすっと消えるんです。こんなことを言うと、変わった人間だと思われますが」
あでりー「私も、湖水地方でよく見かけるローマ人が作った石の壁の近くで、そうしたパワーを感じました」
Aさん「(写真を見ながら)背景を見ると、山に木が生えてないんですね」
あでりー「確かに、木が生えてないところがあって、シダが密生していたり、それが枯れて茶色っぽくなっている山もありました」
春名「その日の午後には、車でウィンダミアという町まで行きました。途中の景色が、すぐ間近に山が迫っていたり、鏡のように景色を映している湖があったりして、素晴らしかったです。ウィンダミアではまず、『ビアトリクス・ポターの世界』という、ピーターラビット関連の施設に向かったんですが、ちょうど閉館期間中で入れませんでした。仕方なく、町をゆっくりと歩きましたが、とても気持ちよかったです。湖に行くと白鳥やカナダガン、コクマルガラスなどがたくさんいました」
あでりー「夏場だと、遊覧船とか水のアクティビティが楽しめます」
春名「湖水地方の後は、イギリスを横断して東に向かい、ワシントンという町にある水鳥センターを訪れました。たくさんの水鳥が放し飼いされていて、結婚する前の2004年に僕一人で訪問したところを、二人で行こうと思って行きました」
あでりー「大きな敷地で、ゆっくり回ると一周一時間くらいかかります。当店のキャラクターになっている、オウギアイサという鳥も見ました。大きさはオシドリくらいで、頭の後ろの飾り羽根が水に潜る時にすぼまって、かわいいんです」
春名「水鳥センターからさらに東に向かい、海岸沿いにあるサンダーランドという小さな街に行きました。そこも2004年に僕一人でミュージカルを見に行ったところです。
 サンダーランドからは南下してロンドンに戻りました。ロンドンでは、南に下ったあたりのノーベリーという町にある、日本人が経営する宿に泊まりました。一週間以上の長期滞在限定なんですが、普通のホテルよりも格安で泊まることができます。困ったことがあれば日本語で会話できるので助かりました。部屋は広くてきれいで、キッチンも自由に使えたので便利でした。炊飯器でお米も炊けました。宿からは電車で30分ほどでヴィクトリア駅かロンドンブリッジ駅に出られるので、ロンドン市内に泊っているのと変わりませんでした。
 ロンドン到着の翌日は、レンタカーを借りたままだったので、南の海岸にあるセブンシスターズを訪れました。ただ、それほど近くまでは行っていなくて、丘の上から遠景を見ました。景色は綺麗でしたが、台風なみに風が強かったです。
 ロンドンは本当に公園が綺麗で気持ちいいので、訪問するたび、ハイドパークやグリーンパーク、鳥がたくさんいるセント・ジェームズ・パークなどに出かけます。あとはミュージカルを見るのが好きなので、『オペラ座の怪人』とか『レ・ミゼラブル』などを見ました。昔は、一番いい席でも5,000円ぐらいで見られましたが、今は高くなったのでなかなか見られなくなりました。夫婦で行った時には『ライオンキング』を見ましたが、ディスカウントチケットのお店でチケットを買いました。
 ちなみに僕は『スターライト・エクスプレス』というミュージカルが大好きなんです。最初に見たのは名古屋公演で、その後、初めてロンドンに行った時に見て、両親と一緒にロンドンに行った時にまた見て、2001年にロンドン公演が終わってしまう時には、3日間かけて3回見ました。その後、サンダーランドでイギリス巡回講演が始まったので、それを見るためだけにサンダーランドに行き、3回見ました。そして今はドイツで唯一、定期公演をおこなっているので、2015年にドイツに行った時に、二人で初めて見に行きました」
あでりー「それを見るためだけに、ボーフムという街に行きました」

◆Aさんからは、ご自身が訪問された国の感想や写真をまとめた資料を頂きました。

Aさん「イギリスには、何度か訪れたことがあります。ロンドンでハイドパークに行ったら、すごく広くて驚きました。トラファルガー広場では大道芸を見ました。ハトがたくさんいて、子供が喜んでいました」
春名「あそこは昔、ハトが一杯いたんですが、今はもうまったくいなくなったんです。だからAさんが行かれたのは、2004年よりも前くらいですね」
Aさん「僕は博物館が好きなので、どこに旅行に行っても訪れるんですが、ロンドンでも自然史博物館に行きました。
 それから、西側にあるバースにも行きました。ロンドンから電車で1時間ほどの距離にある小さな町で、駅から川沿いを歩くとすぐに風呂場の跡に出ます。
 ブリストルは、観光名所は少なくて、大学とか官庁の町でした。町並みが独特で綺麗でした。知人のつてで、元貴族の邸宅だったホテルに泊まりました。
 ヨークも、ロンドンから距離はあるんですが、交通の便がいいので、それほど時間がかからずに行けました。駅前に城塞があって、静かで落ち着く町でした。
 でも、いまお話をお伺いして、湖水地方に行ってみたくなりました。ただ、妻を説得しないといけないですね(笑)。食べ物も、フィッシュ&チップスくらいしかないですし」
あでりー「今は、選べば美味しいものが食べられます。ロンドンにはインド人がたくさんいますので、よくカレーを食べていました。宿の近くに二軒ほど、美味しいカレー屋さんがありました」