イベント開催報告
◆2025.12.9 Keswick旅行会
〈ドイツ好きな方、大集合!〉
〈ドイツ好きな方、大集合!〉
今回の旅行会は、初めてのドイツ特集となりました。各地を旅されている旅行会常連のAさんと共に、ドイツについての思いを語り合いました。
【詳細な内容】
◆パソコンで地図や写真、動画を見たり、持参して頂いた資料を見たりしながら、楽しくお話をしました。
Aさん「ドイツは何度も行きましたが、日本人と気質が似ていたり技術も発達していて、旅行しやすい国ですね」春名「電車やバスの時刻が正確ですし、車内表示もしっかりしているので乗りやすいです。イタリアあたりとはぜんぜん違いますね(笑)」
Aさん「ドイツでは、南のほうを回りました。ヴュルツブルクはフランクフルトから電車で行けるところで、ドイツ的でいいよと聞いたので、行きました。観光客は少なく、特にこれという名所はないんですが、落ち着いた町で、マイン川沿いを歩くとたしかにドイツらしい雰囲気でした。
ローテンブルクは、ヴュルツブルクからさらに南にある、城壁に囲まれた小さな町でした。ロマンチック街道のスポットの一つですね。女性が好きそうなかわいい町並みで、妻はとても気に入っていました。
それからミュンヘンに行きました。駅を出たすぐ目の前に大きな通りがあり、レストランやカフェがたくさんあるので、適当に入って食べていました。大きな町ですが、見どころはコンパクトにまとまっているので、歩いて回れます。高い塔の上からの景色もきれいでした。ビールも安くて美味しかったですね。名物のソーセージも美味しかったです。郊外では、ニンフェンブルク宮殿に行きましたが、雑踏のミュンヘンと違って静かで、広い庭を散歩したりして楽しく過ごしました。
ケーニヒス湖はミュンヘンの南東にあるんですが、オーストリア国境のすぐそばなので、ザルツブルクから行くほうが便利です。自然の残る景色が素晴らしかったです」
春名「我々のドイツ旅行はAさんと反対で、北のほうに行ったんです。この旅の大きな目的が、フェルメールの絵を全部見る、というもので、その美術館が北半分に固まっていたんです。
まずは拠点となるフランクフルトで、美術館に行ったり、レーマー広場でドイツらしい風景を楽しんだり、初めてのドイツ料理を体験したりしました。フランクフルトのソーセージは、通常のソーセージより細くて2本がセットになってるんです。フランクフルトではビールではなくリンゴ酒が好まれていて、僕らも飲みました。
フランクフルト滞在中に電車でマインツに行きました。木組みのドイツ建築が並ぶ町並みがきれいでした。一番の目当ては、シャガールのステンドグラスがあるザンクト・シュテファン教会で、青い幻想的な光景を楽しみました。
フランクフルトから電車で出発し、まずケルンに立ち寄りました。数時間ほどの滞在でしたが、有名な大聖堂は、迫力があってすごかったです」
あでりー「ドイツでは各都市にご当地ビールがあり、ケルンにもケルシュという独自のビールがありました。200mlほどの小さなグラスで出てきて、飲み干すと、何も言わなくてもおかわりをついでくれて、何杯目かわかるようコースターに印をつけてくれます。もういらないと思ったらコースターをグラスに乗せて示します。わんこそばならぬ、わんこビールですね」
春名「ケルンの後はエッセンという町にいきました。『エッセン』はドイツ語で『食べる』という意味らしいです。その町のビール醸造所のレストランは、ビールも料理も最高でした。ノンアルビールも500ml以上あるような大きなジョッキで出てきて、それもすごく美味しかったです。
郊外にはケトヴィヒという景勝地があり、川沿いにきれいな町並みが広がっていて癒やされました。エッセンは、それほど観光場所は多くないですがいいところでした」
あでりー「むかし、『大人のヨーロッパ街歩き』という番組があって、エッセンもそこで紹介されていて、行ってみたいと思ったんです。醸造所レストランやケトヴィヒも番組内で紹介されていました」
春名「エッセンから電車で10分ほどのところにボーフムがあります。ここも大きな観光地はないんですが、僕の大好きな『スターライト・エクスプレス』というミュージカルの常設公演をやってるんです。この作品は日本にも2回来て、それ以来僕はロンドンやサンダーランドに見に行くほど好きだったんですが、それをあでりーと一緒に見るのもドイツへ行く目的の一つだったんです。
エッセンのあと、ベルリンに向かったんですが、その途中でブラウンシュバイクという町に立ち寄りました。ここにもフェルメールの絵が一枚あるんです。普段は美術館に飾ってあるんですが、ちょうど美術館の改修中で、そばにあるお城に展示されていました。
ベルリンでは4日ほど過ごしたんですが、美術館に行ったり、有名なブランデンブルク門に行ったり、朝市に行ったり、温泉に行ったりしました。温泉は水着で入って、38℃くらいなので温水プールみたいでした。湯治客が多かったですね。美術館もたくさんあって、僕らは行かなかったですが遺跡がまるまる保存されているペルガモン美術館なども有名です。ベルリンの壁の跡にも行って、有名な落書きを見ました。ナチス時代の収容所の跡にも行って処刑場跡も見ましたが、写真やビデオは撮りませんでした。食事は、ソーセージやビールももちろん美味しかったですが、モーニングを昼過ぎまで出している店で食べたりもしました。ただ、有名なカレーヴルストは、どこで食べても美味しくなかったです(笑)」
あでりー「地下鉄の駅の表示がそれぞれ個性的で、そうしたデザインを見るのも面白かったです。レトロな雰囲気がきれいで、映画で使われた駅にも行きましたが、とても独特で魅力的でした」
春名「ベルリンのあとは、電車で2時間ほどの距離にあるドレスデンに行きました。昔の重厚な建物が並んでいるので、町並みとしては一番良かったです。ドレスデン城やオペラ座といった建物が旧市街に集中しています。君主の行列という、マイセン焼のタイルで歴代ザクセン君主を描いた壁画があり、高さ10m,長さ100mという壮大なもので、旅行前に見たいと思っていたので、感激しました。他にも、フラウエン教会は第二次大戦で崩壊したんですが、残された瓦礫を一つ一つ元の場所に戻して再建してあり、その歴史を知りつつ見ると感慨深かったです。川沿いからの景色もきれいなので、パンを買って対岸に座って食べると最高でした。同じ景色を夕暮れ時にトラムから見たら、また美しかったです。レストランでは、ご当地ビールのラーデベルガーや、ドレスデン名物のザウアーブラーテン(ローストビーフ)を楽しみました。その後はまたフランクフルトまで、6時間くらいかけて電車で戻りました」
春名「ドイツに限らず海外に行く時はたいていキッチン付きの宿を選びます。地元のマーケットやスーパーで買った素材を食べれば、その土地のものが味わえますし、レストランよりも安くつきます。ドイツでは、ニシンの酢漬け、ソーセージ、チーズなどを買って、美味しくいただきました。惣菜を買って帰り、宿で食べることもありました。
それからドイツはアイスが本当に美味しくて、一つの町で必ず一回は食べていました」
あでりー「とにかく牛乳が美味しいんです! だからアイス以外にも、カフェオレやカフェマキアート、チーズやヨーグルトなど、どれも美味しいです」
